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サクラダファミリア展に行ってきた!

連日予約が取れず、なかなか行けなかったが
遂に、「サクラダファミリア展」を観にいった。

その美しさと独特の雰囲気に圧倒され、
思わず感動の声が漏れた!

そんな展示会の素晴らしさを今回は
ご紹介したいと思う。



★サクラダファミリアとは

カタルーニャ語で「聖家族の聖堂」を意味する。

当たり前なのに、行く前に心構えが無かったのだが、
サクラダファミリアとは美術作品である前に、
カトリック教会としての役割を果たす建築物なのだ。

イエス・キリスト聖母マリア、聖ヨセフの
聖家族を讃える教会であり、
その名前もそれに由来している。

この教会は、美術的価値を語る前に、そもそも
信仰と敬意の象徴として多くの人々に
愛されていることを、美術展を通して
理解することができた。

まずは、ここがスタートポイントである。

この教会が芸術的な傑作となった背後には、
神を表現する究極の欲求が存在している。

芸術は、人間が神秘的な存在を理解し、
その偉大さを讃える手段として始まったとだとすると、
サクラダファミリアもその表現の一環として、
美しさと壮大さを通じて
神への崇高な感情を表現していると言える。




展示会では、
サクラダファミリアの建築プロセスや
デザインについての詳細が紹介されていた。

特に注目すべきは、以下の点である。



①ガウディの言葉
「オリジナリティーには 起源に戻るという意味がある。
オリジナルとはもともとの解決策である シンプルさに回帰することだ。」

サクラダファミリアは、
単なる独創的な芸術作品ではなく、
ネオバロックや当時のパリ万博で受けた影響など、
古典的な美術様式や国際的なアーティスティックな
要素を取り入れている。

つまり、異なる美術様式の融合である。

これにより、異なる文化や美術の要素が調和を成し、
独自の美しさを生み出しているのだ。



②「建築家の言葉は幾何学

サクラダファミリアは、
緻密な幾何学的なデザインや
二重らせんの建築構造を取り入れている。

これにより、建物自体が神秘的で魅力的な
外観を持ち、訪れる人々を圧倒する。

③「自然が作り上げたものこそが美しい。
我々はそこから発見するだけだ。」

教会内部には、洞窟のような形状や
動植物のモチーフが数多く見られる。

自然の造形の融合。

これらの自然の要素は、
神の創造力と自然界の美しさを賛美する意図を
反映しており、訪れる人々に深い感銘を与えている。


以上のような要素を曼荼羅のように紡ぎあげて、
展示会のクライマックスでは、
4Kの映像技術を使って内部構造を映し出し、
荘厳な教会音楽とともに演出されていた。

これにより、展示会に訪れた人々は
まるで実際にサクラダファミリアの内部に
いるかのような感覚、疑似体験を味わい、
心に深い感動を抱くことができる演出となっている。

「サクラダファミリア展」は、
その美しさと芸術的な複雑さだけでなく、
教会としての重要性を強調し、
神への信仰と讃美の気持ちを表現していた。

改めて、感じたことは
美術の力が宗教的な感情と融合することで、
私たちは新たな視点で世界を見つめ直す
機会を得ることができるということである。

私の訪れた「サクラダファミリア展」は、
芸術と宗教、そして人間の創造力の
素晴らしい融合を感じることができる
素晴らしい体験であった。

展示会を通じて、私たちは過去と未来、
信仰と美術がどのように結びついて
人々の心を打つのかを
改めて考える機会を得ることができた。

最後に、ガウディの言葉

サグラダファミリアの工事はゆっくり進む。
神は急いでないから。」

気の遠くなる試行錯誤と、未完の究極建築物の背景に
敬虔な信仰がある。