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ざっくり簿記で「国の借金」理解

MMTの議論で時々出てくる「国の借金は大丈夫」説

とあるyoutube動画で、簿記仕訳を使ってシンプルに理論の検証、解説していた


MMT(現代貨幣理論)を「簿記(仕訳)」で検証してみた! - YouTube


仕訳の説明に、違和感がなかったので

ざっくり検証結果だけ列挙してみた。




★結果 1
「政府が国債を発行して通貨を発行し、財政支出すると、民間のお金(預金)が増える。」

ざっくり
> 国が借金して財政政策を行うと、民間のお金が増える(インフレ誘導できる)
> 税金がなくても財政支出できる

(参考: 民間のお金が増えることを、「マネーストックが増える」という。
また、インフレ・デフレは、民間のお金が増えるか、減るかで決まる)



★結果 2
「税金の機能は、民間から政府にお金を移動させること」

ざっくり
> 税金の機能は、財政支出信用創造で増えた民間のお金を、国へ戻すこと
過度なインフレが起きたら、増税すれば良いということ(インフレ抑制できる)



★結果 3
「日銀が民間銀行から国債を買取ると、民間銀行のお金が増える(だけ)」

ざっくり、敢えて(だけ)と書いたのは、
> 国債買取だけでは、インフレ・デフレの状態は変わらないということ
民間のお金を増やすためには、財政支出(前述)、または民間銀行から民間がお金を借りる(信用創造)必要がある


(参考: 民間銀行のお金が増えるのを、「マネタリーベースが増える」という。
マネタリーベースが川上とすると、マネーストックは川下。
民間にお金を流すということは、財政支出か、民間がお金を借りることで、
お金を川上から川下に流す必要がある)



★結果 4
「日銀が民間銀行から国債を買取ると、政府と民間銀行の貸借が、政府と日銀の貸借関係へ変わる」

ざっくり
> 日銀が国債買取をすると、国の民間銀行への借金が帳消しとなる
なぜなら、日銀の筆頭株主が国だから、「国の借金」は日銀へ返済不要である(今回の結論!)