おじさんハック

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思い切って捨ててみる

おじさん人生も後半、今年50歳になる。

 

信長は人生50年と言い残して死んだらしいが、

令和の時代は、人生100年である。

まだ折り返し地点とは、実に長い。

 

前半に学んだことで、人生を左右する原理が

人は何かを得るために、何かを捨てなければ

ならないということだった。

 

自由を得るために、継ぐ家業を捨てた20代。

限界突破のために安定を捨て、海外へ出た30代

結婚と子育てに、独身を捨てた40代。

 

思えば、成長の階段を登るたびに、

それまで登って来た梯子を叩き割るような

生き方をしてきたように感じる。

 

それは、親しい人との別れから感じる、

大きな衝撃であり、喪失感である。

 

振り返ると多くのものを捨てて来たし、

きっとこれからも、何かを得るために

他のものを捨てて行くのだろう。

 

感傷的と、前だけ見て、振り返らずに

生きることはできる。

 

しかし、ふとしたことで、過去の道程を

振り返った時に、かけがえのないものを

捨ててきたことに、気がつくことがある。

 

取り返しが付かないし、

ある意味、仕方がない、どうしようもない

ことではある。

 

その時に光り輝いていた記憶が、

映画の映像のように、フラッシュバックし

それらが消えて、ぼんやりと鈍い衝撃

が心に響く。

 

そうこうしているうちに、

今という時間も、将来の喪失感の種となる。

 

そこで、もう一つの人生訓。

今あることを愚直に丁寧にこなして行く

ということ。

 

水戸黄門ではないが、人生楽あれば苦もある

泣くのが嫌なら、さあ歩けである。

 

へこたれず、別の人生の世界線を羨まず、

選んできた道を信じて、一歩一歩

成長しながら、着実に進むことである。

 

人生は選択の毎日であり、

我々は歳を重ね、選択の達人となっていく。