今までフランス映画を避けてきた。
いくらオシャレでも、センスの良いひとが
勧めてきても、本気で観る気にならなかった
単純に意味不明だった。
面白くない。
観る金と暇あったら、
スピルバーグ、ルーカス
スコセッシ、タランティーノなどなど、
圧倒的に面白い作品が沢山あった。
しかし、はて
消毒液のようなシングルモルト、
何読まされているんだという芥川賞作品、
背景知らないと分からない西洋美術。
これらは共通して一見、
意味不明じゃないだろうか。
つまり、映画が芸術である場合に限り、
娯楽的に分かりやすく面白くなくても、
別の意味で感動さえすれば、
観るべきものに変わるのでは?
そういった憶測で、今回
アートハウス映画や、その一部である
ヌーヴェルヴァーグ映画を
本気で観てみようと思った。
選んだ二作品が、以下。
★ジム・ジャームシュ
「コーヒー・アンド・シガレッツ」
なるほど、実験的な感じがプンプンする。
見るからにアドリブの演技もある。
観てると無性にコーヒーが飲みたくなる。
「勝手にしやがれ」
まず、絵画として見て、面白い
フランスの街、郊外の自然が美しい。
観てると無性に破天荒な行動がしたくなる
たった二作品だが、
心は確かに動かされた。
むしろフランス映画を避けてきたお陰で、
しばらく楽しみが尽きなそうだ。