もくじ
< 第一章: 行動規範の方程式 >
★人生は決断の連続である: Y
★決断と行動規範:Y = aX
★思考停止とは: Y = 0 x X = 0
★哲学とは: a = ?
< 第二章: a = input x 体系化 >
★Input
★体系化
★実践
★人の批判
★高み
★他人の行動規範
< 各論 >
★自由とは
★教育について
★宗教について
★尊厳とは
★死について
★殺しとは
★実存主義について
★自殺について
< 第一章: 行動規範の方程式 >
★人生は決断の連続である
決断のとき、将棋コンピュータみたいに
正確な何十手先の読みが出来ない
代わりに行動規範でもって、
ざっくり決断の選択肢を狭め、
そこから最善手を選ぶ
★決断と行動規範
一次方程式で言えば、
決断Yの為に、現状Xに、
行動規範aを代入して計算するイメージ
Y = aX
★思考停止とは
現状に反応するためのaがゼロだと
Y = 0 x X = 0
決断できず、思考停止の状態になる
★哲学とは
行動規範をゼロから作り上げることは
哲学であり、凡人には無理ゲー
いわば、無人島に住むギターを知らぬ人が
人生をかけてコード一つを見つける行為に近い
< 第二章: a = input x 体系化 >
★Input
経験または、それぞれに与えられた教育なり、
環境なり、誰かから聞いたか、読んだ
ことで得たinputは、
行動規範を作る原材料となる
だから、経験しない、学ばない、
その機会が与えられない、
人の話を聞かない、本やメディアに接さないと
行動規範は育たない
★体系化
様々な事に反応できる行動規範のため
より多くinputしさえすれば良いかと言うと、
Inputの先の体系化の方も同じだけ重要である
行動規範作りはinput から得た
エッセンスを体系化する行為であり
単に雑学を積み上げることではない
★実践
つまり、inputも重要だが、
実践して自分が使える武器かどうかの判断が
必要である
泥臭く外へ出て、理論と現実の違いを比較検討し
修正して行動規範を高みへ引き上げる
試行錯誤、回り道、失敗は必要なプロセスである
★人の批判
人の批判や批評も大事である
閉ざされた部屋の空気を入れ替えるように
古びた規範はupdateされるべきだ
★高み
高みと言うのは、老人と海のような、
個人的で、自分歴史の中において、
自分劇場の自分主役における成長のことである
ハードボイルドである
★他人の行動規範
人の行動規範は鵜呑みにできない。
なぜなら個性、個体差があるから。
その意味で高尚な行動規範などない
人と比べるものではない
< 各論 >
★自由とは
自由な人生とは、オリジナルな行動規範a
を規定できることにある
★教育について
教育とは正解を出させることではない
行動規範を作るプロセスを教えることだ。
失敗から何を学んだか、
そして、どの学んだ事を、
どういった現状下でaに代入するか
aを変えるのではなく、
aを作るお手伝い
★宗教について
よろしくない宗教とは、aを乗っ取る教え。
誰しも人を直接操ってはいけない。
人の尊厳を脅やかす行動だから。
★尊厳とは
人が自由に生きる生まれながらの権利である
他人の自由を尊重し、邪魔しない範囲での
自分の自由である
★依存症について
依存症もやはり、aを他に操られている状態だろう
★死について
死とは、aがゼロの状態ではないだろうか。
★殺しとは
つまり人のaをゼロにする行為
誰しも人のaに直接手を下すことは
人の尊厳を踏みにじる行為である
★実存主義について
生の対局に死を意識することは、
aを最大化する時だ
Y = ∞ x X = ∞
死を意識し、あらゆる選択肢を
模索して人は単なる存在から
実存するものとなり、超人となる
死を意識するとは、自殺願望のことではなく、
むしろ生きるということにマジになると言うこと
★自殺について
aをゼロにしようとしている人は
人を殺さない限り、人の迷惑を最小化する努力の上、
あらゆる選択をしても良いと思う
場合によっては常識外れの行動も
許容されるべきだ、融通を効かせるべきだ
常識とは、aの平均値のようなものだろうが
死を前にしている人には、あらゆる可能性を
模索させて欲しいと思う