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ルーブル美術館展が楽しみ

今週、私はルーブル美術館展に足を運ぶ。

テーマはズバリ、「愛」。

ギリシャ神話、聖書、神曲などが背景となる展示だ。

 

 

日本人が臨む上で、それらの知識の予習は必須である。それは、新たな発見、豊かな感動の源泉となるだろう。

 

 

例えば、ギリシャ神話のアモルと、キリスト教の天使。似て非なる存在。そういった背景を理解すれば、それぞれが持つ豊かな意味が見えてくる。

 

 

アモルの話。

ギリシャ神話では「愛」を司る神として描かれる。しかし、その「愛」は、単に恋愛感情を指すわけではない。母親との絆、自己犠牲、挫折と再生といった多層的な「愛」を内包する。

 

アモルとプシュケの物語を例にとれば、それが明らかとなる。恋人であるプシュケが試練を乗り越え、最終的にアモルと再会する。この物語は、恋愛だけではなく、困難を乗り越えて得られる「愛」を描くのだ。

 

 

一方、キリスト教の天使の話。

それは神のメッセンジャーであり、人間と神を結ぶ存在だ。そのメッセージは、愛と共感、許しと救済を象徴する。

 

 

しかし、これらの背景を知らないと、絵画はただの色彩と形に過ぎない。羽が生えているから天使と見るのは早計だ。知識は、絵画が持つ多層的な表現を楽しむための鍵となる。

 

 

予習の時間はまだある。

一人夜な夜な図書館に通い、ギリシャ神話と聖書、神曲の知識を深め、愛のテーマが展示の一部をどのように照らすのかを予想してみようと思う。

 

それがルーブル美術館展の新たな発見、豊かな感動の源泉となる。それが、私が美術を楽しみ、感動を得る術なのだ。

 

うーん、楽しみ。